
梅雨があけたと思ったら、連日40℃という酷暑日が続いていますが、
皆様お元気にお過ごしでしょうか キセ石材・事務員No.3です
前回は、「第7番 一心寺」について勉強しましたが、
今回は「第21番 勝林院」について勉強したいと思います
こちらのお寺は、京都市左京区大原勝林院町にあります
(大原三千院よりもう少し奥の方です)
現在は、その少し手前にある実光院と宝泉院が3年交代の当番制で管理されているようです
慈覚大師円仁が中国にわたり、声明を持ち帰り比叡山で伝承されました
長和2年(1013)寂源がその道場をこの地に移し、建立されたのが始まりとされているそうです
ところで、この声明(しょうみょう)という言葉、聞いたことがありますか
仏教を開いた釈迦の言葉(教え)をまとめたものを経典といいます
仏教の儀式や行事の時に、経典を唱えることで言葉も供えます
経典を唱える際には、様々な節をつけ、また一定のリズムを保つなど、音楽的技巧を凝らすことで
釈迦の言葉をより美しく彩ります こうした音楽的な魅力を伴った唱えを、声明といいます
一人の僧侶による唱えや多くの声が重なることで重厚さを生み出す大勢の僧侶により唱えなど、
様々な唱え方で、より美しく言葉を彩っているそうです
静寂な雰囲気のある空間に響く僧侶の声や鳴らしものの音は聴く人をより心地よくしているようです
この声明を日々修行していた道場だったようです
文治2年(1186)の秋、このお寺で天台座主になった勝林院住職顕真の発起により、
法然を招いて延暦寺、金剛峯寺、東大寺などの高僧らと共に念仏の教えについて問答を交わしました
法然は、白熱する議論の中で、念仏を唱えれば極楽浄土へ往生できると経典を引用しながら説きました
すると本尊が光を放ち、法然の主張が正しいと証明したのです
集まっていた多くの聴衆たちは、どんな人でも等しく極楽往生できることを知り、大いに喜んで
三日三晩絶えることなく念仏を唱え続けたといいます
この各宗派の高僧を前に浄土の教えを示したことを「大原問答」というそうです




