11月も今日を含めてもあと2日
2024年もいよいよ終わろうとしています
皆様お元気にお過ごしでしょうか キセ石材・事務員No.3です
前回は、「第十三番 石山寺」について勉強したので、
今回は「第十四番 三井寺」です
湖国近江八景の一つ「三井の晩鐘」でも知られているお寺です
天台寺門宗の総本山でもあるこのお寺は、正式名称を
「長等山 園城寺」といいます
琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有しているそうです
667年に天智天皇により飛鳥から近江に都が移され
近江大津京が開かれました
しかし、天智天皇は即位後わずか四年足らずで病死し、
その後壬申の乱がおこり、天智天皇の皇子は戦いに敗れ
大津宮は炎上、わずか五年のという短命の幻の都になりました
その後、686年に大友皇子の皇子 大友与多王が父の霊を弔うために
「田園城邑」を寄進して寺を創建し、天武天皇から
「園城」という勅額を賜ったことが園城寺の始まりと
されているそうです
三井寺の名は、天智・天武・持統天皇の三帝が誕生の際に
御産湯に用いられたという霊泉があり「御井の寺」と
呼ばれていたことにも由来するそうですが、
現在でも金堂西側に泉があるそうです
1200年以上の歴史の中で、源平の争乱や
南北朝の争乱等による焼き討ちにもあいましたが、
その都度再建され、今日まで続いている古いお寺です
御詠歌は、
いで入るや 波間の月を 三井寺の 鐘のひびきに あくる湖
御本尊は、如意輪観世音菩薩 です